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消費地レポート

第75回
横浜丸中青果株式会社 立波 裕之 氏

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【立波 裕之 さん プロフィール】
岩手県出身。1982年 横浜丸中青果(株)入社。野菜部地方担当、営業推進部を経て、現 営業部果菜グループの担当部長。


県産「夏秋トマトの特徴と魅力」について

 私は平成23年度より前任の東京豊島青果(株)石岡常務より青森県やさい研究会会長を引き継がかせて頂いております。青森県の野菜と言えば、周年供給体制が整備され生産量の多い長いも、ニンニクの印象ですが気候条件・温度差の違いで品質の高い商品が数多くあります。冷涼な気候は品質力を高め豊富な品目は販売先からの信頼を得ております。

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 その中で本題の「夏秋トマト」ですが、長年本県の販売額第1位、2位は長いも・ニンニクの順番でした。平成23年販売に於いてニンニクを初めて抜いて第2位になり、京浜地区におけるシェアー(7月~9月)も21年で20・3%、22年で21・5%、23年で22・3%とシェアーを伸ばしており第2位の福島県との差も7%から10%と開いています。

 青森県産トマト最大の特徴は品質です。形状は他県に追従を許さない選果レベルであり、食味は糖酸値のバランスのとれた食感です。

 青森県のトマトは、昭和の末から生産が盛んになり、当時より品質には定評がありその伝統を現在に引き継いでおります。栽培される品種も時代に合わせて変化していますが、基本はお客様に喜ばれる食味重視で選定されています。食味とは、糖度と酸度のバランスです。

 近年になり食の多様化に伴いミニトマトも意欲的に生産がされるようになっており、品質はトップレベルです。

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 このように最大級の評価のあるトマトであり、お客様からの要請も非常に多く喜ばしい悲鳴を上げています。最近若年層を中心に野菜離れが広がり、国が基準としている野菜の摂取量350gとの溝が広がる一方です。そのような環境の中でもトマトは外食を中心とした業務関連でも、量販店でも販売金額は減ることなく、むしろアイテムとしては増えている傾向です。

 平成23年の東日本大震災以降は食の安全性も含め、あらゆる食品に逆風が吹き荒れる状態でした。しかし、トマトは量販店を中心として引き合いは強い状態が続きました。

 特に夏を中心に節電・エコの気運が高まる中で、体内から冷やす効果のある、きゅうり・トマトが常に売り場を賑わし、外食でも新メニューが続々登場しました。

 残念なことに、近年、特に夏秋期に於いてのトマト生産が頭打ち状態にあります。高齢化・後継者不足、更には施設野菜であるトマトは、ハウス等の施設整備費のコスト高等が大きな要因です。将来に向けて生産拡大に期待が持てなくなっている現状があります。

 トマトの魅力は何と言っても、赤くて、硬くて、おいしい、です。その要素をたっぷり持ち合わせた産地、青森県に今以上の生産拡大を期待しておりますし是非拡大して下さい。 期待しています。

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情報掲載:2012年3月15日



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