マーケティング情報


消費地レポート

第69回
ザ・リッツ・カールトン東京
レストラン「タワーズグリル」料理長 福井 進 氏

写真

【福井 進 さん プロフィール】
青森県むつ市出身。帝国ホテルの名門フランス料理店「フォンテンブロー」入店後渡仏。さらにアメリカ・イタリア・中国など海外で料理の知識と技術を深く追求し、枠にとらわれない自由な発想から創造される最先端の料理スタイルを培う。各国の銘店を経て、2007年 ザ・リッツ・カールトン東京のインターナショナル料理レストラン 「フォーティーファイブ」料理長に就任。2010年よりザ・リッツ・カールトン東京「タワーグリル」料理長。


 ホテル業に携わって西洋料理を仕事にしている関係上どうしても海外の食材に目が向いてしまわれることが多々ありました。
 近年は流通とメディアの発展により国内産の優れた食材がすぐ手にすることができます。又生鮮食品の場合、日時、場所等が明記され生産者のこだわりが重要視されてきました。

 前から帆立、林檎、大蒜(にんにく)等若干の食材はありましたが、 あまりこだわる事がなかったように思います。と同時に情報があまりにも少なすぎていた様に思われます。

写真 写真 写真

 特にホテルでは業者が提供するサンプルや季節事の旬の生産物カレンダー等が重要な位置にあり、これらを基にこれから先のプロモーションやメニュー作りをしていかなければならないのです。特にこの業界では横のつながりが多く、この食材は今何々産の物を使っているとか様々な意見を聞くことがあります。
 又業者が開催する展示会等で新しい物や品質の優れた食材を見つけることが出来ます。生産者が個々にその中に入っていく事は難しいかもしれませんが県や市で手助けをする事でもっと県産物を広めることが出来るのではと思います。
 物産展も必要でしょうが、サービス業はもっと多くの人々に知名度を上げることが出来、又テーストをしてもらえる事で一般の方々に青森産の購買が増えると同時に流通出来るのではと思われます。

 一つのアイデアですが、東京の区事で地元のマーケットとタイアップして期間を限定し生鮮食料品をすべて青森産で埋め尽くし幅広く商品を知ってもらうとか、現に上海には北海道のお店があります。ダウンタウンのデパートの地下ですが。

 又青森県内で地元の食材を用いて料理講習会等を行いもっと違う食べ方や使い方 を都市の方々を呼んで教えてやる。地元の方々は意外と新しい利用方法を存じてないからです。県全体で人々の底上げをすることによりより一層のクオリティーの向上を図る。

 そんな中で青森産の食材を意識して使い始めたのは日本に戻って二年位過ぎてからです。倉石牛、奥入瀬ポーク、銀の鴨、海峡サーモン、又大西農園の野菜とハーブや野辺地の蕪、菜種等数多くの物を使わせていただいています。

写真
倉石牛
写真
奥入瀬ガーリックポーク
写真
海峡サーモン
写真
大西ハーブ農園のハーブ
写真
野辺地葉つきこかぶ
写真
菜の花(菜種)

 東京のリッツカールトンで少しでも青森県産を多くの人々に紹介できることは嬉しく又誇りに思っています。他県には負けない品質に自身と誇りを持ってPRに力を入れていきたいと思います。

 食材の宝庫「青森県」はもっともっと生産者のこだわりを前面に出し、流通過程や価格面を改善して全国区にする必要性があると感じる今日この頃です。


情報掲載:2011年9月15日



バナーこのサイトはリンクフリーです
お問い合わせ先:青森県農林水産部総合販売戦略課
〒030-8570青森市長島1丁目1番1号  E-mail hanbai@pref.aomori.lg.jp
TEL:017-722-1111(代表:内線3108)/ 017-734-9571(直通)
Copyright 2005-2012 青森県農林水産部総合販売戦略課 All Rights Reserved.