マーケティング情報
消費地レポート
第5回 (株)日刊食料新聞 編集長 近藤 卓志 氏今回は、食のジャーナリストとしてご活躍の、(株)日刊食料新聞 編集長 近藤卓志氏にお話を伺いました。 |
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【近藤卓志(こんどうたかし)氏 プロフィール】
東京都練馬区出身。1988年、日刊食料新聞(株)入社、取締役青果版編集長を務める。青果物健康推進委員会理事・事務局長、日本ベジタブル&フルーツマイスター協会アドバイザー、食生活ジャーナリストの会会員、日本オーガニック検査員協会会員、農林水産省所管野菜等健康食生活協議会委員を務める。食のジャーナリストとしては、主に農産物流通を専門としている。
国内最大規模の消費地である首都圏にはさまざまなニーズがある。そして、全国各道府県がこの首都圏での消費開拓を狙っている。その中で青森県がシェアを獲得するには、ニーズの分析と、その分析を基にした戦略が重要になるだろう。
首都圏在住の生活者に「青森県の特産品は何?」と聞くと、まず出てくるのはリンゴと大間のマグロだった。リンゴについては日本一の生産量を誇り、年明け以降はほぼ市場を独占しているため、認知度は高い。大間のマグロはテレビなどの効果だろう。しかし、認知度が高いからといって消費が順調に伸びているわけではない。
例えばリンゴを例にとると、シェアは1位だが、消費量は鈍化傾向にある。それは、消費ニーズとピッタリあっていないことが要因のひとつだ。産地は単価アップのため大玉のリンゴを作りたがるが、その大玉のニーズは全体のニーズではない。若い世代にはイギリスで食べられているような小玉のニーズが強い。つまり、それぞれの食材の的確なニーズを探り、分析する必要がある。また、競合相手を想定した戦略も必要だ。
それと、もう1つ忘れてはならないのが「青森らしさ」の演出だろう。東京から見ると青森は本州最北端の地であり、首都圏にない良さをたくさん持っている。例えば水や空気がきれいな自然環境などだ。ただ、食材をPRするのではなく、シチュエーションとセットでプロモーションすることが重要だろう。そして、それらをセットにしたストーリーを作り上げることが、青森県産品のプロモーション効果を高めることになるだろう。






