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消費地レポート

第47回

(株)JPビジネスサービス取締役  藤原 幸一郎 氏

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【藤原 幸一郎 さん プロフィール】
1951年兵庫県丹波市生まれ。東北大学法学部卒業後、卸売り電力会社の電源開発株式会社入社。入社早々の高砂火力発電所(兵庫県)に始まり本店を含め沖縄・福岡等にて勤務。2005年4月青森事務所長に就任。2009年6月末青森勤務を終え同社を退職。関連会社の(株)JPビジネスサービスに入社。現在に至る。通算5回に及ぶ単身赴任。沖縄で島唄大会優勝、福岡で博多どんたく出場、青森で第九の会に入会して楽飲楽食楽唱を実践。


「そうだ!青森に行こう」

  久しくご無沙汰していた自宅のある浦和からの電車通勤にも慣れてきた。周囲を眺める余裕が出てきたせいかもしれない。駅に貼られたJR東日本の吉永小百合さんのポスターを目にする度に「そうだ!青森に行こう」なんて考えてしまうこの頃。

 振り返ってみると4年3ヶ月青森市で単身生活を送ったことになる。転勤を余儀なくされる電発マンの会社人生で最も長く勤めた土地となった。短いながらもインパクトのあったヤンバルクイナが出没する沖縄本島北部のやんばる勤務とあわせて印象深く思い出多い忘れられない場所となったお蔭で「アワモリとアオモリ」と題して何度かお話する機会もありました。北と南に位置する青森と沖縄の両県は楽しく飲み・食べ・歌うという人生を豊かにする大切な要素がまだまだ残っていて意識しないでこれらの事がごく自然に出来るんだといろんな場で痛感した次第。限られた地域と期間であったにせよ、これまでの体験から得た青森の地に対する正直な感想だ。

 食歴を披露すると母の出身地の関係で生まれが丹波、ご存知、黒豆や栗をはじめ三田牛やマツタケの産地として有名な所。加えて小中・高校までを食い道楽の大阪育ち。食に関しては抜群の環境下のもと運よくタフな胃袋を持ってしまったから、サア大変。美味しい物には目がなく今日に至ってしまった。若い頃の暴飲暴食系の食生活も社会人となって転勤を重ねる毎に微妙に変化をしたらしく未知なる食材との遭遇や素敵な方々との語らいといった忘れられない食縁を通して単に味覚や食覚だけでなく総合的な体験学習で五感が鍛えられたようだ。人生前向きで意気に感じて楽しくあるべし、という楽飲楽食系の食生活がかくして確立したという訳である。

 青森の食材の素晴らしさは既に多くの専門家や食の達人がこのコーナーに登場されていて興味はつきない。畏れ多くも私如きの感は百も承知でペンを進める。普通なら味気ない単身赴任の食卓を見事にチェンジしてくれた脇役を紹介したい。地元野菜のひとつである「ミズ」である。通勤途中であった古川通りの市場で程よく料理用に切り刻まれた「ミズ」をしばしば買い求めた。ゴマ油でサッと炒めるも良し、味噌汁の具に入れるも良しと大変重宝した。バッケ味噌にも大感謝したい。もろキューの金山時味噌よろしくエシャレットやセロリと一緒に食すると津軽フレンチの前菜に早変わりする優れもの。あつあつの津軽浪漫との相性もバッチリだった。深まりゆく秋を堪能するには何といってもキノコ汁が最高。サモダシは勿論のこと、市場のカッチャに勧められるままに名前のわからない地元のキノコを一緒に混ぜ込んで作ったお手製キノコ汁。これに地酒と身欠きニシンがあれば誰しも生きてて良かったとなる。こんな風に感激した食材はまだまだきりがない。

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ミズ
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バッケ味噌
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サモダシ

 最後にこれから年末をむかえるにあたって飛び切りの情報をご紹介。おせち料理なのだ。昨年の我が家御用達のおせち料理となった「津軽おせち」は青森県産食材がぎっしり入った地元絶品の海の幸・山の幸のオンパレードで豪華な詰め合わせ。今年もお正月はこれで決まりだ。詳細は青森市安方にある津軽割烹「未来」にお問合せを!(ページ下部参照)

 青森を離れて早くも3ヶ月以上が過ぎ去った。
 小腹がすいて何気なく入った日本橋仲通りにある立ち食いそば屋「よもだそば」が気に入った。東北町で栽培されたヒョウやアカザといった山野草の天ぷらが自慢の店で店内に地図入りの大きなポスターが貼ってあった。

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「よもだそば」外観
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店内の大きなポスター

自慢の大きなかき揚げと山野草の天ぷらは、
東北牧場から直送された食材を使用。


青森の食材は遠くにあれど、食する意あればおのずと通ず かななんて嬉しくなった。
これから何処でどんな風にしてあの青い森からの優れもの達と出会えるのか楽しみにして首都圏暮らしを続けるとしよう。


津軽割烹「未来」
津軽年越し料理‘津軽おせち’

イメージ青森県産食材をふんだんに利用した津軽の伝統年越し料理 (限定30セット)
2段重 4〜5人前 35000円(税込み)
お電話にてご予約で承ります。 12月31日午前中当店でのお引き渡し、 又は、郵送もいたします。(送料別)
問い合わせ:津軽割烹「未来」
電話&FAX 017-775-2005
http://www.tk-mirai.com/



情報掲載:2009年11月1日


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